富士通(株)、(株)富士通研究所

3次元画像処理専用の並列演算回路を256個搭載した小型・低消費電力のLSI。これまで高性能な計算機が必要であったロボット視覚用の3次元画像認識機能が、家庭用など比較的小型のロボットでも組み込み可能になる。
 ロボットの視覚機能として人間と同じように、周囲の物体の形や動きをリアルタイムに3次元で認識するために、左右2つのカメラ画像を使ったステレオ法を用いている。ステレオ法により、変化の激しい実際の生活空間を認識するためには、膨大な画像データをリアルタイムで処理する性能が必要があり、従来は高性能な計算機が用いられていた。また家庭内でバッテリーで動作する実用ロボットに本機能を搭載するには、低消費電力の専用プロセッサの開発が課題になっていることに対応した。
この成果は、9/13〜15まで千葉工業大学で開催される「第25回日本ロボット学会学術講演会」で発表される。
ニュースリリース