世界初「自由曲面技術」を採用した超短投写距離フロントプロジェクターおよび応用ディスプレイ技術を発表

 「自由曲面レンズ・ミラー」をフロントプロジェクターの投写光学系に採用することで、従来比約1/4の63cm(本体含む)の近距離から80型の大画面表示を可能とした。投写距離を短くすることで設置の自由度を拡大するとともに、本体の軽量・コンパクト化を実現。
 また、光源システムのマイクロディスプレイと直視型液晶パネルの2つを組み合わせた「ハイブリッドモニター技術」を開発し、大型47V型の液晶パネルで業界最高クラスの800万対1の高コントラストを実現するディスプレイ表示を実現。映画の暗いシーンなどで漆黒を再現し、原画を忠実な階調表現を可能とする。
 さらに、この「ハイブリッドモニター技術」と、NTTサイバースペース研究所が開発した新立体映像表示原理「DFD方式」を組み合わせ、メガネをかけず47V型の大画面で長時間立体映像を楽しめる立体視対応大型3Dモニター表示技術を、NTTアイティ(株)と共同開発。10/2〜6のCEATEC JAPAN 2007(幕張メッセ)で展示される。
※DFD方式とは、Depth-Fused 3-Dの略。明るさの異なる同一の2枚の画像を重ねて表示することで、奥行き感を連続的に表現させるNTTサイバースペース研究所が開発した3D技術。
詳細 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2007/09/0927b.html